<第2話>スキーとの出会い
初めてスキー板を履いたのは3歳の頃。
スキーといっても、長靴にプラスチック製の板を付ける、
雪国ではお馴染みのやつです。
まだ何もわからなかった私は、
ただ自分達がスキーをやりたいだけだった両親にスキー場に連れられ、
しかも、山頂に置いていかれたのです。
彼らは、「頂上に置いていっても、ちんたらでもなんとか滑ってくるだろうし、
まあ大丈夫だろう。」程度にでも思っていたのでしょう。
(どうしてこんなことをしたのか、今でも不思議でたまりませんが…)
しかし、3歳にして既にたくましかった私は、
一番下のリフト乗り場まで一人で滑って行ったと言う訳です。
それからは、週末になると両親に山へ連れて行かれたそうです。
<第3話>へ続く…