<第4話>高校生〜前編〜
この高校は、私達と入れ違いの4歳年上の先輩達が、
インターハイ優勝や、国体優勝の2連覇を達成した
強豪と言われる高校でした。
だから、練習量も半端じゃなく、
朝は7時30分から8時30分まで練習。
昼は各自でシュート練習。
放課後は3時過ぎから6時すぎまで練習。
それから個人でシュートやディフェンスの練習。
家に帰るのは9時過ぎという、毎日、毎日、ハードな日々でした。
そして、大会の前には東京の大学まで行き合宿。
もちろん、春の選抜やインターハイや国体も出場し、
合宿の時には「食がなければ、動けんだろう〜!」と先生に怒鳴られ、
どんぶり飯をむりやり3杯食べる…本当に毎日が根性の賜物でした。
私は、1年生の新人戦からスタートメンバーに選ばれ、
そこから2年生まではずーっとスタートメンバー。
3年生の時にはキャプテンも引き受け、
インターハイは16位、国体では5位という成績を収めました。
でも、この国体の時に私にとって決定的な出来事が起こったのです。
<第5話>へ続く…