BMP19.gif


<第11話 ソルトレイクオリンピックを終えて>

ソルトレイクオリンピックを終えてから私は

「自分の環境を変えたい。変えるには、金メダリストを育てたコーチの元でやってみたい!」

と思い、会社に頼み込みました。

そしてその年の5月。私はノルウエーにいました。

私の見習いたい選手がノルウエーのイングリッド選手ということもあって

イングリッドの家に行くことになりました。

けど、私は英語もままならない、

金メダル選手を育てたコーチの元でやってみたい!

だけの、気持ちだけで行ってしまった私。

行ってから、気付いた。。。

ここは、ノルウエーだ。。。。って事で、

英語の辞書をもち、片言の英語は交わすのだが、

耳にする言葉の多くは、ノルウエー語。

なんと、複雑な環境だ?!

なかなか、言葉が通じない。

ただ、野生の本能だけが通じる?!イングリッドとの生活がとにかく始まったのです。

5月のノルウエーは、白夜で日が沈まない。

夜になってもカーテンを閉めなければ、まるで昼間のように明るい。

イングリッドはといえば…アイマスクをして寝ている。

ま、私は疲れていれば、寝れるだろう…という気持ちで寝るが

なかなか寝付けない日もあった。

あまりにも異国のノルウエー。

毎日が、興奮状態。

本当にワイルドカントリー&ワイルドイングリッド だった。

その頃のノルウエーは、まだ5月だというのに、異常気象で毎日が夏のようにあつく、

海が近いイングリッドの家では、ランニングをして汗をかいては海に飛び込む…

そんな生活をしていた。

始めの1週間は、ノルウエーの首都 オスロ に滞在。

その次の1週間は、氷河のある場所に移動しました。

オスロから、車で6時間というのは覚えているのですが、

なんという名の村かは思い出せない。。。残念。。。

ま、その村に到着しました。

そしてその日から約2週間、そこの氷河の上で、

カリー、イングリッド、スエーデンの選手と一緒の合宿が始まったのである。

<第12話>へ続く…


back_ya.gif

inserted by FC2 system